みなさん、こんにちは。64歳のプログラマーです。
前回、「社会人特別選抜」「長期履修制度」「国の給付金」という3つの武器を使えば、派遣プログラマーの私でも予算内で医学系大学院に通えるという、嬉しい現実をお話ししました。
資金の目処が立ったら、次はいよいよ「どの大学院を受験するか」というターゲット(志望校)の絞り込みです。
一言に「医学系大学院」といっても、日本全国に無数にあります。今回は、未履修のシニアプログラマーである私が、自分のライフスタイルに合わせて志望校をどう「条件ソート」していったか、そのリアルなリサーチの裏側を共有します。
💻 条件1:夜間や土日も実験室が開いているか?(最重要)
私たち社会人が一番恐れているのは、「せっかく入学したのに、仕事のせいで平日の昼間の講義や実験に出られない」という事態です。
そこで、まず最初の検索フィルターとして「夜間・土日開講(あるいは昼夜開講制)」を設定しました。
医学系大学院の中には、社会人のために講義を平日の18時以降や土日に行ったり、実験室を夜間も開放して教授や先輩がサポートしてくれる体制を整えているところが少なからずあります。
このフィルターをかけるだけで、社会人に対して本当に「ウェルカム」な大学院がグッと浮き彫りになってきました。
💻 条件2:未履修の「他学部・他業界出身者」を本当に受け入れているか?
次に重要なのが、「C言語しかやってこなかった64歳」を本当に受け入れてくれる器があるか、という点です。
大学院のホームページにある「過去の合格者の実績」や「研究室のメンバー紹介」を凝視しました。
すると、「薬学部や理学部出身者ばかり」のガチガチの研究室がある一方で、「経済学部出身」「IT企業からのキャリアチェンジ」「50代・60代の社会人学生が在籍中」と、多様なバックグラウンドを持つ人を積極的に受け入れているオープンな研究室が見つかりました。
「ここなら、私のプログラマーとしての異色の経歴も、面白がって受け止めてくれるかもしれない!」と、リサーチの手が熱くなります。
💻 条件3:私の住むエリアから「物理的に通えるか?」
実験医学系に重きを置く以上、リモート(画面越し)だけでは研究が成り立ちません。自分の足でラボ(実験室)に通う必要があります。私は関西(あるいは首都圏など、ご自身の環境に合わせて変更してください)を拠点にしているので、仕事帰りのアクセスも重視してリストアップしました。
例えば、関西圏や首都圏には、以下のような社会人サポートに定評のある有力な候補が浮上してきました。
- 関西圏の候補:京都大学、大阪大学、神戸大学などの医学研究科や、社会人入試に力を入れている公立・私立の医科大学。
- 首都圏の候補:東京大学、東京医科歯科大学(現・東京科学大学)、順天堂大学など、夜間主コースや社会人特別枠が充実している大学院。
これらの大学院の「がん研究」「分子生物学」に特化した研究室のページを、まるでソースコードを解読するように、1つずつ舐めるように読み進めました。
バグのない志望校リストが完成
こうして「夜間対応」「他分野歓迎」「アクセス良好」という3つのフィルターでソートした結果、私の前に「ここなら、64歳の私が本気で目指せる!」という2〜3つの具体的な研究室のリストが完成しました。
ただ画面で調べているだけなのに、パンフレットに載っている実験室の風景に、白衣を着た自分が重なって見えるような気がして、胸の鼓動が速くなりました。
条件は揃いました。次はいよいよ、インターネットの画面を飛び出して、実際の研究室への連絡や、教授へのアプローチという「最大の難関」に挑みます。
次回は、未履修のシニアがどうやって大学院の教授にコンタクトを取ったのか、その緊張のファーストコンタクトについてお話しします。
夢の実験室のドアノブに、ついに手が届きそうです。64歳のデバッガー、ここからが本番のターミナルです!


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