みなさん、こんにちは。64歳のプログラマーです。
普段は『エッセンシャル細胞生物学』のソースコード(DNA)を真面目にデバッグしている当ブログですが、今回はちょっと一息。コーヒーでも飲みながら読める息抜きコラムをお届けします。
何億年ものデバッグ(進化)を経て作られた生命システムは完璧に見えますが、たまに「どうしてその仕様で本番リリースしちゃったの!?」とエンジニアが頭を抱えたくなるような、奇妙なスパゲッティコード(生物)が存在します。今回は、仕様外の挙動を見せる面白生物をプログラマー視点で報告(紹介)します。
■ バグ報告その1:極限環境微生物「クマムシ」
〜デバッグ用の超例外処理を消し忘れて製品化された説〜
体長1ミリにも満たない「クマムシ」は、地球最強の生物として有名です。
カラカラに乾燥させると「乾眠(クリプトビオシス)」という一時停止状態になり、マイナス200℃の極低温、150℃の高温、さらには通常の数千倍の放射線や、空気のない「宇宙空間」に放り出されても死にません。水を与えると何事もなかったかのように動き出します。
プログラマーの視点で見ると、これは完全に「テスト環境で限界負荷テストを行うために書いた『超・例外処理コード』を、本番環境(地球環境)に消し忘れてそのままデプロイ(リリース)しちゃったバグ」です。
地球で普通に生きていく上で、宇宙空間や150℃に耐える仕様(機能)は全く必要ありません。開発者が「一応、最悪の例外を想定して try-catch 句をガチガチに書いておいたけど、消すの忘れてたわ」と言っている姿が目に浮かびます。
■ バグ報告その2:珍獣「カモノハシ」
〜既存のコードをコピペで継ぎ接ぎしたらコンパイルが通っちゃった説〜
オーストラリアに生息する「カモノハシ」は、生物学の歴史を揺るがした奇妙な仕様を持っています。
哺乳類なのに「卵」を産み、鳥のような「クチバシ」を持ち、足には爬虫類のような「毒の蹴爪(けづめ)」があります。最初に発見されたとき、学者は「誰かが他の動物の死体を繋ぎ合わせた偽物(コラージュ)だ」と疑ったそうです。 [1, 2, 3]
プログラミングの現場でもよくありますよね。
「鳥類リポジトリからクチバシ関数をコピペし、爬虫類リポジトリから毒クラスを継承し、ベースを哺乳類フレームワークに強引にガッチャンコしたスパゲッティコード」です。
「絶対に型エラー(絶滅)でクラッシュするだろう」と思いきや、なぜかエラーも吐かずにビルドが通り、現在も本番環境(自然界)で元気にパッチを当てられながら(生き残りながら)稼働し続けています。生命OSの互換性の高さには驚かされるばかりです。 [1, 2]
■ まとめ:バグがあるから、システムは愛おしい
完璧なインライン・デバッガ(校正機能)や自動CI/CD(ミスマッチ修復)を持つ生命ですが、たまにこういう「仕様バグ」のような生物が生まれて定着してしまうところが、機械にはない生物の、そしてソフトウェア開発の面白いところです。
お金のこと、志望校のこと、大学院受験を今年試しに受けるか来年じっくり行くか……私の頭の中のメモリも少しオーバーフロー気味でしたが、カモノハシの適当な(?)設計図を見ていると、「まあ、バグを抱えながらでも、システムが動いていればそれでいいか」と少し肩の力が抜ける気がします。
みなさんの身の回りにも、「これ仕様バグじゃない?」という面白い生き物やプログラムがあれば、ぜひコメントで教えてください。
それでは、また次回のビルド(更新)でお会いしましょう!

